トラの運命

スポットは、今月3日に、私とトラを置いて旅立ってしまった。涙の乾ききらないうち、トラの異変に気が付いた。歩いて居て、直ぐ起き上がるのだがパタン!と倒れる。家具の下で1日過ごすことが多くなった。その様は“スポットが居ない家なんて、”と思ってる感じだ。翌日、彼を連れて動物病院に。受付の女子が言った。「体重測ってください」「もう一度測ってください」やがて医師が現れ、「もう一度体重計に乗って」と。5月に検診した時より、3kgも減っている。「良くないわ、、この数字は、」医師は呟き、私を見て、伝えた。「彼は11年だったわね!心臓病若しくはガンの可能性が有ります。レントゲンを取ってくるから、ここで待っててください」と言い残し、医者は診察室からトラと出て行った」トラに、何が起こったんだ、、? 嘘であって欲しい、と思ってる事が、数分後、全て覆された。「残念ながら、あと数ヶ月の命です。このレントゲン写真を見てください。黒い影あるの分かりますか?彼は心臓病、それに悪い腫瘍がお腹に有ります。私がそう言っても、中には違う動物病院に連れて行って、高い手術費を払っている人達も居ます。私は言いたいです。“焼け石に水”だって、ね。」私は先生に伝えた。「私は彼の運命に従います。」3種類の薬を貰い、病院を後にした。

運転中、医者の言葉が私の頭の中でこだまして居た。不思議と涙は出てこない。

 

犬の死期がもうそこに

毎日のように夕立ちが来るモンスーンの時期だ。雷鳴が轟き、いきなり雨が叩きつける。雷鳴が大嫌いなスポットは、そんな時、私からいっときも離れようとしない。しかし、今年は違う。彼の生きる力が消えつつ有る。日毎に彼の目の輝きは薄れていき、ヨロヨロと歩いて居た数日前より日毎にその弱い筋肉の力さえ奪われ、横になったまま、時折、私を呼ぶ。24時間介護が始まり、今日は三日目、食事も一切受け付けなくなった。水だけは少しずつ入れてあげてる状態が続いている。

愛するものの「死」はとてつもないストレスに襲われる。15年もの間、生活を共にしてきてくれた彼に感謝の気持ちを抱きながら彼を見守っている。